水道管の老朽化について

2020.01.23 UPDATE 水道管の老朽化について

今月、和歌山市で道路の下の水道管から水が漏れて、急遽断水する予定がギリギリで回避される出来事がありました。


【検証】和歌山市が断水回避。よかった?悪かった?断水は全国で起きる?
https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20200122-00159814/


今回は、たまたま掘削をすると本管では無く、枝分かれした細い管からだったので、結局断水は回避されました。

一度、埋設した水道管は一生使えるものでは無く、定期的なメンテナンスが必要です。水道事業は、独立採算なので安易に水道料金を値上げすることを避けるために、適切な時期に配管の交換作業をしないまま、現在に至っている配管が多数あるそうです。

今後、人口が減り続けることが予想されていることを考えると、水道料金の値上げ、または水道供給の停止も起こり得るかもしれません。
以下のようなニュースも、続々出てきています。


人口減で収入減…水道料金、平均33%値上げも 京都・宮津市が試算
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/124930


“水道 全国約9割で値上げ必要”と推計 背景に老朽化と人口減
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200123/k10012256351000.html


市民からすると、水道の維持を放置して、今まで何をやっていたんだろう?と思ってしまいますが、まともな都市計画を作らずに都市が広がるままに放置した結果だと私は思っています。未来のことを、あまり考えないで現状のことしか考えてこなかったツケが少しずつやってきています。


これからは、どこに住むのかという条件に、水道施設の維持や、水道料金の比較も検討に入れないといけない時代がやってきたのかもしれません。なんか先行き暗い話で嫌になりますが、これが現実なんです。

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